脳ドック | 医療法人伸裕会 渡辺病院

相馬郡新地町渡辺病院の脳ドック

当院は2018年4月に「日本脳ドック学会認定施設」として認定されました。
日本脳ドック学会認定施設(認定番号18301)

脳ドック

 

脳ドックとは・・・

三大死亡原因のひとつ、脳卒中

相馬郡新地町渡辺病院の脳ドック概念図医学の進歩に伴い人の平均寿命は年々延び続け、私たちは日々健康であることが当たり前のように考えがちです。しかし、寿命が延びたとはいっても、癌・心疾患・脳卒中が依然として三大死亡原因であることに変わりはありません。

 

MRI・MRAによる画像診断

脳ドックは脳卒中の予防・早期発見・早期治療を目的として、無症状の人を対象にMRI・MRA(MRIによる脳血管撮影)による画像診断を主とする検査です。無症候性あるいは未発症の脳疾患や危険因子を発見し、脳卒中の発症や進行を防止しようとするものです。具体的には脳卒中(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血)の危険因子(高血圧症・糖尿病・高脂血症・肥満・喫煙・飲酒など)や無症状の脳腫瘍・もやもや病・動脈瘤・脳動静脈奇形・慢性硬膜下血腫などを発見し、治療することを目的としています。

 

 

脳神経外科専門医・脳卒中専門医が診断・診察

脳疾患の気になる方・ご親族に脳卒中や脳疾患のおられる方・上記のような危険因子を有する方には検査を受けていただければと思っております。渡辺病院では脳神経外科専門医・脳卒中専門医が診断・診察いたします。またMRI(磁気共鳴断層診断撮影)は1.5テスラという高性能の装置を使用しております。

 

 

死因別の統計

死亡率年次推移

 

検査概要

検査内容

項目 内容
脳MRI 梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳疾患の傷跡や脳虚血(脳血流が不足している)の程度などがわかります。
脳MRA 脳血管疾患(脳動脈瘤、脳動静脈奇形、もやもや病)や脳動脈硬化の程度までわかります。
頚MRA

脳には4本(内頚動脈、椎骨動脈)の太い血管で血液が供給されていますが、頚のMRAで各血管の動脈硬化の程度や閉塞(つまっている)、狭窄(細くなっている)の有無がわかります。

 

MRI・MRAの画像について

脳MRI断面像T2強調画像

 

画像A

脳MRI断面像 T2強調画像

中央の脳室周囲の脳に白い所が点在します。これは脳虚血の症例で、脳の血液の流れが悪いことがわかります。画像A,画像Bの矢印はともに脳腫瘍の所見です。


脳MRI断面像フレアー画像

 

画像B

脳MRI断面像 フレアー画像

脳虚血の状態がAの画像よりも鮮明に写し出されており比較的新しい虚血を示すものであることがわかります。

画像Aと画像Bの所見を総合的に診断します。


脳MRA

 

画像C

脳MRA

脳の血管が写っています。これにより動脈硬化の程度や動脈瘤、もやもや病、脳動静脈奇形などが診断されます。


脳3D-MRA

 

画像D

脳3D-MRA

画像Cの脳血管を三次元で表示したもので、画像Cではわかりにくかった未破裂脳動脈瘤(矢印)が見られます。


 

MRI検査についてのご注意

MRI検査は痛みなどの苦痛がなく、約20分程度検査台に静かに横になって頂いている間に終了する安全な検査です。ただし、強力な電磁石の力を利用した検査のため、下記の注意事項をご確認下さい。

  • ペースメーカーや体内に金属がある方は原則としてMRIの検査を受けることはできません。
  • 妊娠の可能性がある方は検査できない場合がありますので、事前にご確認下さい。

 

料金

検査項目

検査所要時間

料金(税込み)

備 考

脳MRI・脳MRA・頸MRA

約20分

¥18,150

医師による診察はありません

※脳神経外科専門医、脳卒中専門医が診断にあたります。

 

結果の通知

結果はご本人様あてに郵送でお知らせいたします。

 

脳ドック オプション検査

当院では脳ドックを実施される方のオプション検査として、「頚動脈超音波検査」と「認知機能検査」がございます。検査内容について、くわしくは下記をクリックして詳細ページをご覧ください。

 

 

脳の健康チェック

渡辺病院の脳の健康チェック1

危険信号
高血圧 高脂血症 不整脈

 

渡辺病院の脳の健康チェック2

注意信号

喫煙

肥満

両親が脳卒中あるいは高血圧

過度の飲酒

栄養の偏った食生活

運動不足

過度のストレス

その他不規則な生活習慣

 

渡辺病院の脳の健康チェック3

こんな症状はありますか?

頭痛や、頭重感が続く

めまい、耳鳴りや立ちくらみが多い

ものが二重に見える

視野で見にくい部分がある

目の前が真っ白または真っ暗になったことがある

気が遠くなったり、意識が無くなったことがある

話しにくい(舌がもつれる)

口の周囲や手足のしびれがある

手が振れる、字が書きにくい

箸がうまく使えなくなった

手足の力が弱くなった

歩くのによろける、転びやすくなった

いかがでしたか? 

これらの症状は一時的なもので短時間に消失するために、多忙な現代人は、あまり気づかずについ症状を見過ごしてしまったり、元来の体質と思いそのまま放置してしまいがちです。上記項目にいくつか当てはまるものがありましたら、現在は健康に自信のある方も、生活習慣の改善をきっかけとして、さらに健康づくりの一環として当院の脳ドックを受診されることをおすすめします。脳ドックでは脳の異常の早期発見、早期治療はもとより、個々人の危険因子を検討し、各々の要因によりその人にあった予防対策についてお話をいたします。危険信号・注意信号に該当した方は必要に応じて医師の診断を受け、脳卒中を未然に防ぐための日常生活上の注意を聞いておきましょう。


お申込み・お問合せ

お電話または受付窓口で直接お申込のうえ、日時をご予約ください。

健診室直通

0244-63-2205

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受付時間平日/9:00〜16:00
※電話でのお問合せにつきましては、当日の患者様の受付・検査等がございますので9時00分以降にお問合せ下さい。